盛夏の薬膳
6月19日、20日に「盛夏の薬膳」を実施しました。
夏は、立夏から小満、芒種、夏至、小暑、大暑の6つの節気を経た立秋までの3カ月です。1年中で一番暑く、雨水の最も多い季節で万物が成長する季節であります。
人の身体も自然界と同様に陽気が一番旺盛な時期になります。 陽邪の炎熱で気血、津液を傷つけやすいため保養する事が重要 。陰液を消耗し、筋脈を傷め、肝風内動と血流の異常を起こしてしまいます。
っこの暑い時期の薬膳は
*暑さによる心の機能失調を防ぐ→清熱解暑
*熱を取り除き、心の生理機能を正常化 v暑さで津液と気を消耗、夏バテ対策→生津止渇類
*体液を補充し、喉の渇きを止め体調を回復 v高温多湿から消化器の機能を守る。→芳香化湿類
*気の巡りを良くし食欲を増進し湿を除く v暑さからの不眠や情緒不安を解消→養心安神類
*精神不安、いらいら、不眠などに効果があるものを摂る。
盛夏の薬膳理論を学び、休憩を挟んで、盛夏の薬膳スイーツ ベトナムスイーツ「チェー」を作りました。
「チェー」とは、甘く煮た豆類や芋類、寒天や果物など複数の具材を合わせて食べる伝統的なデザートです。温かいものと冷たいものがあり、今回は、ココナッツミルクと緑豆を煮て、フルーツを盛り合わせた冷たいぜんざい風を作りました。沖縄で手に入れた「アロエ」も入れました。
アロエは、蘆薈(ろかい)といい性味は「苦・寒」、帰経は「肝心胃大腸」
涼肝徐煩・瀉熱通便、健胃消食の効用があり、消痩、頭痛、めまい、便秘にいいとされます。