意気健康 19号の薬膳レシピ

2020年11月3日著書・監修

日本医科大学発行の意気健康に薬膳レシピの記事を執筆、監修しました。

食品の鮮度 生姜

生姜は薬味、臭み消し、甘酢漬け、紅生姜、はじかみなどの日本料理、中華料理などに広く利用されており、料理に欠かせない食材です。
大きさなどから大生姜、中生姜、小生姜に分けられ、収穫時期や使われている部分による分類があります。新生姜とは収穫したばかりの生姜で、夏に早掘し、皮が白く茎の付け根が紅色で繊維が柔らかく、瑞々しく爽やかな辛味があります。根生姜とは、ひね生姜ともいわれ、秋に収穫して貯蔵をして出荷をします。また、養分を蓄え繊維費を形成しており、丸みがあり皮が薄い茶色で、香りと辛味が強く、薬味としての利用が主です。葉生姜とは茎や葉の部分で塊茎は小さめで皮が白く、茎の付け根は紅色を帯びており、甘酢漬け、味噌を付けて食ぺます。また、葉生妥の一品種として「谷中生姜」が有名です。矢生姿とは葉生姜より更に早採りで陽に当てずに育てたものです。
生姜は、日本人の食生活と切っても切れない存在ですが、漢方薬でもあります。生の生姜を「生姜」蒸して乾燥したものを「乾姿」と呼び、性質や働きが若干違いますが、冷え症、悪寒、発汗、利尿、食欲不振、胃痛、咳、喘息などに効き目があります。生姜は冬の薬膳料理に大変重宝します。寒いこの季節、体調管理のために生姜を利かせた料理を作って体を温めましょう。

意気健康 19号

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