意気健康 20号の薬膳レシピ

2020年11月3日著書・監修

日本医科大学発行の意気健康に薬膳レシピの記事を執筆、監修しました。

食品の鮮度 鶏肉

鶏肉のタンパク質は良質で、ピタミン・ミネラル(ピタミンとセレンの成分が多い)を豊富に含む食品です。肉質が軟らかく、味も淡白で他の食材との相性が良く、煮る・焼く・揚げるなどのさまざまな調理法が可能です。和風・洋風・中華風を問わずさまざまな料理に使われ、病人食、高齢者食、離乳食など幅広く利用出来る優れた食材です。

市販されている鶏肉には「ブロイラー」と呼ばれる食用若鶏、厳密な規定は無いものの鶏の種類、餌科、飼育方法などを工夫した「銘柄鶏」、JAS(日本農林規格)で定義がはっきりと決められた地鶏がありますが、流通しているものの大半がブロイラーか銘柄鶏です。ぶた肉や牛肉に比べ鶏肉の保存期間は短く、冷蔵庫保存で2日間、ひき肉や内臓は当日に調理します。すぐに食べない場合は、冷凍保存をした方が良いでしょう。
外食や飲み屋のおつまみなどは、唐揚げや焼き鳥などが定番ですが、エネルギーが高めで塩分も過剰になりがちです。鍋料理ですと鶏の旨みが引き出される上に、野菜、きのこ、こんにゃくなどの具材から食物繊維もたっぶり摂れます。ポン酢などでいただくと減塩にもなり、生活習慣病の方にはお勧めの料理です。

意気健康 19号

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