意気健康 11号の薬膳レシピ

2020年11月3日著書・監修

日本医科大学発行の意気健康に薬膳レシピの記事を執筆、監修しました。

季節の薬膳と栄養効果 おせち料理

お正月のおせちの秘密 食材の意味と栄養効果

お正月に欠かせない「おせち」由来は、無病息災を祈願する宮中の「節会」のお供えてある「御節供」にあります。江戸時代になるとそれが、正月料理を指すようになったといわれています。
おせち料理に選ばれている料理にはそれぞれ意味があります。「数の子」は、卵の数が多いことから子孫繁栄、「黒豆」は、黒色の魔よけの力、まめに働き、まめに暮らせることを願って、「田作り」は、稲作の肥料として用いるいわしの連想から、この三品が「祝い肴」3種とされました。
では「おせち料理」を薬膳の観点から考えてみましょう中医学において冬は、一年中で一番寒い「陽消陰長」の状態にあたるので、身体を休ませて栄養を貯蔵して養生をすることが重要てす。また、中医学の「腎」は、その人が持っている生命カ・エネルギーを指します。
従って「腎」の機能をアップするもの、即ち身体を温め気の滞りを良くするもの、身体に必要な水分を増やすものなどを摂るようにします。
おせち料理には、これらの物が万遍なく取り入れられていて、正に健康長寿の薬膳料理といえます。
来年の元旦には、薬膳効果を考えて栄養満点のおせち料理を作ってみてはいかがでしょうか。

意気健康 11号

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