意気健康 07号の薬膳レシピ

2020年11月3日著書・監修

日本医科大学発行の意気健康に薬膳レシピの記事を執筆、監修しました。

乳製品 チーズ

チーズの種類と栄養

チーズは紀元前の西アジアを発祥とする伝統的な加工食品です。
日本では1875年、北海道の七重勧業訳験場で初めて試作されましたが、その後、日本の食生活に馴染むにはずいぷん時間がかかリました。高度成長期を経て食生活が欧米化すると国内のチーズ需要が飛躍的に高まリ、現在ではチーズを使った和食があるほど日本人の食生活に浸透しています。
さて、日本で市販されているチーズは「ナチュラルチーズ」とコノロセスチーズ」に大別出来ます。店頭でよく見かける、カマンペール、ゴーダチーズ、チェダーチーズや青カピのチーズなどは「ナチュラルチーズ」に分類され、これらのチーズ(特にゴーダやチェダー)を加熱溶融(加熱しながらチーズを溶かすこと)したチーズが「プロセスチーズ」と呼ばれます。
プロセスチーズは加熱溶融する工程で殺菌されるため、保存性に優れておリ、また、原料チーズの種類や混合割合を工夫することで消費者の好みにあったチーズを作リやすいといった特徴があリます.アルミ薄で個別包装されたブロセスチーズは雄もが一度は食べたことがあるのではないでしょうか?プロセスチーズは比較的クセが少なく日本人の直生活にも馴染みやすいチーズです。

カルシウム源として優れた食品であることはもちろん、近年ではチーズの機能性についても着目されています。
例えば、チーズ中のたんぱく質が分解されて生じるペプチドやアミノ酸の抗酸化能や血圧抑制作用が報告されています。
その他にも共役リノール酸やラクトフェリンなどの機能性成分がチーズに含まれていることが明らかにされています。

体を温める薬膳

冬は自然界の動掬たちと同様に亭い冬を景リ越えるためにエネルギーを菖える季節です。一方で、体の斬陳代謝が遅くなりがちで気血津液が湯リやすくなリ、冷え庄、風邪、手足の痺れ、神経痛、肌荒れ、しもやけが発生しやすくなる季節でもあリます.

乳製品は、幼児から老人まで好まれる食品で、体に栄養や水分を増やす働きがありますので、体を温める食材や気・血の循環をよくする食材をプラスして冬の薬膳料理としてはいかがでしょうか。

意気健康 07号

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