初級講座 11回目 秋の薬膳 五臓六腑と季節のデザート

 五臓六腑という言葉は、「五臓六腑に染み渡る」「 五臓六腑が煮えくり返った 」など日常的に使います。中医学では、人体の生理・病理現象を観察し、各臓腑の生理機能や病理変化を診て健康状態や疾病の判断の一つとなります。

前回に引き続き、五臓と五行照応関係、臓腑の失調、六腑、奇恒の腑について学びました。

今回はデザートは、秋の定番のフルーツである柿を使用しました。

牛乳のカルシウムと柿のペクチンが反応して固まる性質を利用した「柿プリン」です。柿の重さと牛乳の割合は、2:1を目安し作りました。甘さが足りない場合は蜂蜜を足します。裏ごしをしていますので、小さいお子様も誤嚥のちょっと心配なご高齢の方に対応できるとろとろ食感のプリンです。

柿の帰経は心肺大腸、効用は清熱潤肺、生津止渇。牛乳は帰経は脾胃、効用は益気補脾、養血強壮です。

柿の中身をくりぬいてミキサーにかけ牛乳と混ぜるだけの簡単なスイーツです。是非、お試しください。

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touka
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