初級講座9回目 薬膳の基本作用と秋のデザート  

 初級講座、薬膳の基本作用の講座を開催しました。

コロナウイルス感染症のため、講座の日を変更していました。更に緊急事態宣言が9月末まで延長されましたが、参加する方がワクチン接種済みであること、感染対策を徹底することで昨日、講座を開催しました。

今回は、「五臓六腑」

 臓腑とは内臓の総称で、これらはそれぞれの持つ生理的機能的特徴により、「臓・腑・奇恒の腑」の3つに分類することができます。

 今までに学んだ陰陽五行説、気血津液と関連する事柄が多く、復習をしながら理解しやすいように勧めました。

 季節の薬膳は「秋」…燥邪により空気が乾燥し、呼吸器と美容にダメージを与える季節です。初秋は夏の暑熱が残り「温湿」、晩秋になると冬の寒気が加わり「涼燥」 の対策を立てます。 五臓では、肺の働きが盛んになる季節です。

黄帝内経では、

鶏の寝起きのように、早く寝て早く起きることであり、心を安らかにして、精神を落ち着かせて、秋の気が身体を損なうことのないようにし、やたらと動きまわって、肺を冷やさないようにする。 これが秋の季節に調和した養生法である。もし、これに背いて、精神を動揺させたり、秋の冷えにあたり肺を冷やしたりすると肺気を損傷し、冬になって下痢をしたりする。と書かれています。現代でも当てはまる事柄ですので、実践したいものです。

秋の薬膳デザートは、「杏仁豆腐とバラフライーピーゼリー」です。

杏仁豆腐は、中華料理の後に出される1品として馴染みの深いデザートですが、実は、喘息や咳嗽の治療薬である杏子の種子の仁を粉末(杏仁霜)にしたものを苦味を消すために甘くして食べやすくした料理です。

眼精疲労、美白効果、アンチエージング効果があるとされる「アントシアニン」が豊富なバタフライピーと組み合わせて色の綺麗な杏仁豆腐を作ってみました。

ウーロン茶ベースに菊花、千日紅、麦門冬、百合根をいれたお茶を添え、 見た目もかわいい1品となりました。

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touka
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