初級講座19回目 春の薬膳菓子

本日は、初級講座19回目 中医学の病因・病機の2回目でした。

中医学の病因の復習と病機

人体の各臓腑・組織間、人体と外的環境は、互いに対立しながら同時に統一されている。相対的なバランスが維持され、人体の正常な生理活動が保たれている 。

気候の異常、疫癘の伝染、情志の刺激、飲食労倦、過重などによる内傷、切傷などの外傷・傷害、臓腑気血の機能失調によって生じた痰飲、気滞、瘀血なども発病因子となる。

そんな疾病の発生・発展や変化における病理のメカニズム「邪正盛衰」「陰陽失調」「気血失常」「臓腑経絡機能の乱れ」など症状に対して総合的分析をして、下された証に応じた治療手段・方法を決定します。

弁証方法のうち八綱弁証について学習しました。   

 また、春の薬膳菓子の資料を元に今回使用した食薬の五性味・効用に確認しました。

今日使用した桑の葉は、「桑葉」という風邪の薬に使用されている漢方薬で、風邪の他には、頭痛や目のトラブル、咳、眩暈などにも効用があります。

桑は、木全体が薬になり、「不老長寿の薬」と言われました。桑の木の箸を使うと長生きをすると言われています。肝は春に通じており、桑葉の帰経は肝です。

春に起こりやすい肝のトラブルを解消できます。そんな桑葉とオレンジピールをケーキにしてみました。

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touka
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