更年期障害の薬膳
- 弁証論治
“急則治其標、緩則治其本” 補腎肝心之陰、瀉心肝之火、散鬱痰於之結。
急則治標→根本治療はいったん先送りして急性の激しい症状の治療を優先させる。対処療法である標治を優先させる。
→補腎 腎を重点に肝心陰血を補う。
- 緩則治本→現れている自覚症状がそれほど強くない場合は標治を行わず、根本治療である本治を優先させる。 →疏肝理気・清肝潜陽・清心安神・活血化瘀 清熱降火、理気、化痰、活血法を取る。
- 肝腎陰虚・陰虚火旺 症状:のぼせ、ほてり、五心煩熱、顔が潮紅、カーッと熱くなり汗をかく、イライラ、怒りっぽい、めまい、ふらつき、耳鳴り、倦怠感、脱力感、腰膝痠痛、月経周期が短い、経血量不定、不正出血、咽乾口渇、尿黄便乾、寝付きが悪い、寝汗、目が覚め易い、紅舌裂紋、少苔剥苔無苔、細数脈尺弱。 治則:滋補肝腎・養陰潜陽
- 方剤:六味地黄丸・知柏地黄丸・杞菊地黄丸 養陰血・補肝腎・(安神)の食材→レバー(豚や鶏)・ほうれん草・小松菜・百合根・蓮根・金針菜・黒豆・大豆・豆乳・牛乳・卵・白木耳・牡蠣・海老・蛤・あわび・玉子・うずら玉子・胡麻・いちご・桃・ブドウ・ブルーベリー・レーズン・プルーン・松の実・枸杞の実・桑の実・菊花・棗・竜眼肉など
- 薬膳メニュー お花の巻き寿司 漬けまぐろと長芋 わさび添え 百合・芡実入り具沢山スープ 緑豆糕 蓮芯苦丁更年清心茶
