お節を薬膳で

日本人にとって「おせち」は、お正月に欠かせないものです。

薬膳お節のレッスンをしました。

お節は、中国から伝わった「五節供」の行事に由来します。陰陽五行説では奇数は、陽に属し1月1日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日のように奇数の重なる日は、おめでたい日とされていますが反面、陰に転じやすい事から「邪気」を払う行事が行われていました。それが日本に伝わり、宮中の行事の「節会」で無病息災を祈願して神にお供えをする行事になり、そのお供えを「御節供」と言い、のちに「おせち」と略されて、日本の祭礼の際のご馳走として庶民にも広がっていきました。

お正月を迎える御節を薬膳の観点から考えてみましょう。

一年中で一番寒い「陽消陰長」の状態にあたるので、冬の邪気である「寒邪」と「燥邪」から身を守り、身体を休ませて栄養を貯蔵して養生をする事が重要です。中医学の「腎」は、西洋医学と違い「先天の本」といってその人が持っている生命力・エネルギーを指します。

「腎」の機能をアップするもの即ち、体に栄養を与え体力を増強する鹹味(塩辛い)、腎が帰経の黒い食材、身体を温めるもの、気の滞りを良くするもの、血液の循環を良くするもの、身体に必要な水分を増やすものなどを摂るようにします。

また、「腎」と「脾」は相互の協力のもと、「気」「血」を作り出しますので、「脾」の働きを良くする食材も併せて摂るようにします。

御節料理には、これらの物が万遍なく取り入れられていて、正に健康長寿の薬膳料理といえます。

*椿の手毬すし  *塩麹入りお雑煮  *塩麹入りお雑煮  *松の実入り松風焼き

*黒豆と棗の黒糖煮  *白木耳と百合根の枸杞の実和え *蓮の実入花びら餅

*手作りお屠蘇

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